猫好きの皆さん、こんにちは!「ねこ検定」という名前を聞いたことはありますか?猫に関する知識を深め、愛猫家としてのステータスを高めるためにピッタリの資格試験です。しかし、実際にどのような問題が出るのか、どれほど難しいのか気になりますよね?今回は、過去問を通じて「ねこ検定」の内容や難易度を探っていきます。
- ねこ検定とは?
- 初級編:これなら解ける?!基本的な猫知識/ねこ検定公式/過去問
- 問題1:猫の目が暗闇の中でも光る理由は?
- 問題2:猫の目の説明で正しいのはどれか?
- 問題3:ネコが恐怖を感じた時のヒゲの状態で正しいのはどれか?
- 問題4:猫の爪について間違っているのはどれか?
- 問題5:猫の肉球の説明で間違っているのはどれか?
- 問題6:猫が一般的に男性より女性を好む傾向が強い理由は?
- 問題7:年老いた猫がなりやすい爪の状態はどれか?
- 問題8:猫のしっぽの説明で間違っているのはどれか?
- 問題9:生まれて7日くらいで子猫の目が開くが、その時の目の色は何色か?
- 問題10:通常、外で暮らすオス猫の行動範囲はメス猫の何倍以上といわれているか?
- 問題11:猫の抱っこの仕方で間違っているのはどれか?
- 問題12:飼い主が新聞を床に広げていると乗ってくる理由で正しいのはどれか?
- 問題13:猫の耳そうじに適さない道具はどれか?
- 問題14:猫のスプレー行為について正しいのはどれか?
- 問題15:猫にとって特に食べさせてはいけない危険な食べ物はどれか?
- 問題16:猫の歯の説明で正しいのはどれか?
- 問題17:日本最古のイエネコの骨が出土した県はどれか?
- 問題18:19世紀に多くのイエネコの品種が誕生したといわれる地域はどこか?
- 問題19:中世ヨーロッパで悪魔の使いといわれ迫害された猫の名誉が回復した理由はどれか?
- 問題20:犬と猫について正しいのはどれか?
- 初級編:これなら解ける?!基本的な猫知識/ねこ検定公式/過去問
- 中級編:ねこ検定/過去問/解説
ねこ検定とは?
ねこ検定は、猫に関する知識を問う資格試験です。初級、中級、上級の3つのレベルがあり、それぞれに応じた知識が求められます。初級は基本的な猫の生態や行動に関する問題が多く、中級や上級では、より専門的な知識が問われます。
まずは初級の問題にチャレンジしてみましょう!
初級編:これなら解ける?!基本的な猫知識/ねこ検定公式/過去問
初級試験では、猫の基本的な行動や健康に関する問題が出題されます。
問題1:猫の目が暗闇の中でも光る理由は?
- タペタム
- レフタム
- サニタム
- ミラータム
解答: タペタム
解説: 猫の目が暗闇で光るのは、網膜の裏側に「タペタム(Tapetum Lucidum)」と呼ばれる反射板の役割を持った層が存在するためです。タペタムは、光が一度網膜を通過した後、再び反射して網膜に戻すことで、光の利用効率を高めています。このため、猫は非常に暗い場所でも視覚を維持することができ、人間には見えないわずかな光でも視認できるようになります。夜行性の動物として、これは非常に重要な機能です。
問題2:猫の目の説明で正しいのはどれか?
- 血の色の赤は識別できる
- 近視気味
- 動体視力が劣っている
- 人間よりも視野が狭い
解答: 近視気味
解説: 猫の目は、人間に比べて近視気味で、視力は約0.3程度です。これは人間の約10分の1の視力に相当し、7.5cmより遠いものははっきりとは見えません。ただし、動く物体には非常に敏感であり、特に遠くで動いている小さな獲物を捉えるのに優れた視覚能力を持っています。一方で、色の識別能力や細部を認識する視力は人間よりも劣ります。
問題3:ネコが恐怖を感じた時のヒゲの状態で正しいのはどれか?
- 大きく広げる
- ヒゲの先をふるわせる
- ヒゲが抜ける
- 頬にぴったりつける
解答: 頬にぴったりつける
解説: 猫は恐怖や緊張を感じると、口元に力が入り、ヒゲが張って頬を沿うように後ろに引き寄せられます。これは防御的な姿勢をとるためで、外部からの刺激に対して敏感になっている状態を表しています。また、ヒゲは猫にとって非常に重要な感覚器官であり、空間の認識や物体との距離感を測るために使われています。
問題4:猫の爪について間違っているのはどれか?
- 普段爪はしまっておける構造である
- 爪には血が通っている
- 爪には神経が通っていない
- 爪は内側から新しい爪が生えてくる
解答: 爪には神経が通っていない
解説: 猫の爪には神経が通っています。これにより、爪を切る際には神経を傷つけないように注意する必要があります。特に爪の根元近くには血管と神経が密集しているため、深く切りすぎると痛みを伴い、出血することがあります。爪は内側から新しいものが生え続け、古い爪が剥がれることで、常に鋭い状態が保たれます。また、猫は普段、爪を使わないときには爪を引っ込めて隠しておくことができます。
問題5:猫の肉球の説明で間違っているのはどれか?
- 音を消して歩く役割
- 滑り止めの役割
- 肉球の色はピンク色のみ
- 着地時の衝撃を和らげる役割
解答: 肉球の色はピンク色のみ
解説: 猫の肉球には多様な色があります。乳白色、ピンク、あずき色、黒、まだら模様など、猫の種類や毛色によって異なる色を持っています。肉球は猫が静かに歩くためのクッションとして機能し、また滑り止めの役割も果たしています。さらに、肉球は着地時の衝撃を吸収し、骨や関節への負担を軽減する重要な役割を担っています。
問題6:猫が一般的に男性より女性を好む傾向が強い理由は?
- 女性の方が高い音の声で話すから
- 女性の方が香水などで良いにおいがするから
- 女性の方がすり寄るとすぐにおやつをくれるから
- 女性の方が猫じゃらしの動かし方が自然だから
解答: 女性の方が高い音の声で話すから
解説: 猫は人間の声の中でも高音域をよりよく聴き取ることができます。女性は一般的に声が高いため、猫はその声をより認識しやすく、親しみを感じやすいとされています。これが、猫が男性よりも女性に懐きやすい理由の一つと考えられています。
問題7:年老いた猫がなりやすい爪の状態はどれか?
- より透明になる
- 巻き爪になって肉球に刺さってしまうこともある
- 伸びにくくなる
- 抜けやすくなる
解答: 巻き爪になって肉球に刺さってしまうこともある
解説: 老猫は爪の新陳代謝が遅くなり、古い爪が剥がれにくくなることから、爪が太くなりやすくなります。また、爪が伸びると巻き爪になりやすく、これが進行すると爪が肉球に刺さり、痛みや感染の原因になることがあります。そのため、定期的な爪切りが重要です。
問題8:猫のしっぽの説明で間違っているのはどれか?
- 身体のバランスを保つために使われる
- 感情表現をするために使われる
- マーキングをするために使われる
- しっぽが長い方が生殖能力が強い
解答: しっぽが長い方が生殖能力が強い
解説: しっぽの長さと生殖能力には直接の関連はありません。しっぽは主に身体のバランスを保つため、また感情表現の一環として使われます。マーキングには使われることもありますが、しっぽの長さはこれらの機能とは無関係です。
問題9:生まれて7日くらいで子猫の目が開くが、その時の目の色は何色か?
- オレンジ
- ブルー
- グリーン
- ヘーゼル
解答: ブルー
解説: 生まれたばかりの子猫の目は、虹彩に色素がほとんど沈着していないため、青みがかった色に見えます。この色は「キトンブルー(kitten blue)」と呼ばれ、成長するにつれて目の色は変化していきます。
問題10:通常、外で暮らすオス猫の行動範囲はメス猫の何倍以上といわれているか?
- オス猫もメス猫も行動範囲は同じ
- 3倍以上
- 8倍以上
- 12倍以上
解答: 3倍以上
解説: 野生または外で暮らすオス猫は、縄張りを広く持つために、メス猫に比べて3.5~5倍広い行動範囲を持つことが一般的です。これは、オス猫がメス猫を探したり、他のオス猫と縄張りを競うために必要な行動とされています。
問題11:猫の抱っこの仕方で間違っているのはどれか?
- 首の後ろを優しくつかんで持ち上げる
- 両手を使って、猫の脇の下や下半身を後ろ足ごと支える
- 抱く人の体に密着させて安定感を保つ
- 嫌がる場合はすぐに解放する
解答: 首の後ろを優しくつかんで持ち上げる
解説: 猫は首の後ろをつかまれると、不安定さを感じるためストレスを感じます。抱っこする際は、両手でしっかりと体を支え、安定感を与えるようにしましょう。また、猫が嫌がる場合は無理に抱っこを続けず、すぐに解放してあげることが重要です
問題12:飼い主が新聞を床に広げていると乗ってくる理由で正しいのはどれか?
- 新聞のインクのにおいが好きだから
- 身体の調子が悪いのを飼い主に知らせるため
- 縄張りの確認
- 自分にかまってほしいという気を引くため
解答: 自分にかまってほしいという気を引くため
解説: 猫は飼い主の注意を引くために、新聞や本の上に座ることがあります。これは、飼い主がその物に集中していることを察し、自分にかまってほしいという気持ちを示しています。
問題13:猫の耳そうじに適さない道具はどれか?
- ガーゼ
- コットン
- ペット用のウェットティッシュ
- 綿棒
解答: 綿棒
解説: 綿棒は耳の奥に入れてしまうと、耳を傷つける可能性があるため、使用は避けるべきです。耳そうじには、ペット用のウェットティッシュやイヤークリーナーを使って、耳の外側を優しく拭く方法が適しています。
問題14:猫のスプレー行為について正しいのはどれか?
- 去勢前のオス猫だけに見られる行動
- しかってしつけれれば、ある程度直ることが多い
- 去勢手術をすれば必ず直る
- 強烈なにおいがする
解答: 強烈なにおいがする
解説: スプレー行為は、猫が自分の縄張りを主張するために行う行動であり、非常に強いにおいを伴います。特にオス猫は発情期にこの行為を行いますが、去勢手術を行っても完全に止まるとは限りません。また、メス猫や去勢後のオス猫でもストレスなどが原因でスプレー行為をすることがあります。
問題15:猫にとって特に食べさせてはいけない危険な食べ物はどれか?
- ジャガイモ
- ダイコン
- 玉ネギ
- ニンジン
解答: 玉ネギ
解説: 玉ネギなどのネギ類には、有機チオ硫酸化合物が含まれており、これを摂取すると猫は中毒を起こす可能性があります。この成分は赤血球のヘモグロビンを酸化させ、溶血を引き起こし、最悪の場合、貧血や急性腎臓障害を引き起こすことがあります。犬も同様に危険です。
問題16:猫の歯の説明で正しいのはどれか?
- 虫歯になりやすい
- 虫歯になりにくい
- 歯周病になりにくい
- 猫に歯磨きは必要ない
解答: 虫歯になりにくい
解説: 猫は人間に比べて虫歯になりにくいですが、歯垢や歯石が溜まると歯周病になるリスクが高まります。定期的な歯磨きが必要です。
問題17:日本最古のイエネコの骨が出土した県はどれか?
- 東京都
- 静岡県
- 香川県
- 長崎県
解答: 長崎県
解説: 2011年に長崎県で発見された弥生時代後期の遺跡から、イエネコの骨が出土しました。これは日本最古のイエネコの遺骨とされています。
問題18:19世紀に多くのイエネコの品種が誕生したといわれる地域はどこか?
- エジプト
- 北米
- イギリス諸島
- 北欧諸国
解答: イギリス諸島
解説: 19世紀のイギリスでキャットショーが開催され、猫種の審査基準が定められたことを契機に、多くの猫種が誕生しました。
問題19:中世ヨーロッパで悪魔の使いといわれ迫害された猫の名誉が回復した理由はどれか?
- 疫病をもたらすネズミ駆除が評価されたから
- 猫型のお守りがはやったから
- 王様が猫を溺愛したから
- 古代エジプトブームが起こったから
解答: 疫病をもたらすネズミ駆除が評価されたから
解説: 中世ヨーロッパで猫は悪魔の使いとされて迫害されましたが、ペストを媒介するネズミを駆除する力が評価され、猫の名誉が回復しました。
問題20:犬と猫について正しいのはどれか?
- 犬の祖先は猫だった
- もともとは同じ種から分かれた
- 犬と猫を一緒に飼っていると食事はドッグフードを共有できる
- 人間に飼われるようになったのは犬より猫の方が早い
解答: もともとは同じ種から分かれた
解説: 犬と猫は、共通の祖先「ミアキス」を持ち、そこから進化の過程で異なる動物へと分かれました。
いかがでしたか?簡単?難しい?なかなか色んなタイプの設問がありますよね。
最後のほうの歴史問題なんて、解かる訳ないわ!(笑)という感じですね。
初級編(最新版)はこちらで学習できます。 ↓
中級編:ねこ検定/過去問/解説
問題 1: 宮崎徹先生が研究している猫のAIM製剤とはどの病気の治療薬か?
- 糖尿病
- 腎臓病
- 肝硬変
- 心筋症
解答: 2. 腎臓病
解説: 宮崎徹先生が研究しているAIM製剤は、猫の腎臓病の治療に期待されている薬です。腎臓病は特に高齢猫に多く見られる疾患です。
問題 2: 猫の適正な体型を判断するBCSとはどれか?
- ボディ・コンディション・スコア
- ボディ・コンディショナー・スコア
- ボディ・コンフィデンス・スコア
- ボディ・ケア・スコア
解答: 1. ボディ・コンディション・スコア
解説: BCS(Body Condition Score)は、猫の肥満度ややせ具合を評価する指標で、健康管理に役立ちます。
問題 3: 青魚は酸化しやすい不飽和脂肪酸が多く含まれているが、ビタミン何と一緒に摂取すると酸化を抑えられるか?
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンD
- ビタミンE
解答: 4. ビタミンE
解説: ビタミンEは抗酸化作用があり、青魚に含まれる不飽和脂肪酸の酸化を抑える働きがあります。
問題 4: 人間のストレスが減少する実験で、ストレス反応(血圧・心拍数の増加)が最も小さかったのはどれか?
- 飼い主1人きり
- 配偶者と一緒
- ペットと一緒
- 配偶者とペットと一緒
解答: 3. ペットと一緒
解説: ペットと一緒に過ごすことで、人間のストレスが軽減されることが研究で示されています。猫は特に癒し効果が高いとされています。
問題 5: 猫の消化吸収器官の説明で正しいものはどれか?
- 小腸や大腸がながく、繊維質の多い植物を消化することに特化
- タンパク質の消化と吸収に特化し、消化器官は短く盲腸もほとんど見られない
- 盲腸があり、炭水化物消化のための酵素も持つ
- 肉食と草食の中間的な消化吸収構造で、盲腸も大きい
解答: 2. タンパク質の消化と吸収に特化し、消化器官は短く盲腸もほとんど見られない
解説: 猫は完全な肉食動物であり、短い消化器官を持ち、主にタンパク質を効率よく消化吸収するよう進化しています。
上級編:ねこ検定/過去問/解説
問題 1: 公認猫種の中で最小ボディの猫種はどれか?
- オシキャット
- シンガプーラ
- トンキニーズ
- エジブシャンマウ
解答: 2. シンガプーラ
解説: シンガプーラは、世界で最も小さい猫種とされており、体重は通常2〜3キログラム程度です。
問題 2: 猫によるネズミ駆除により拡大を防いだ、1899年日本に上陸した伝染病はどれか?
- 赤痢
- 天然痘
- ペスト
- マラリア
解答: 3. ペスト
解説: ペストは伝染病の一つで、ネズミが媒介することが知られています。猫によるネズミ駆除がペストの拡大を防いだとされています。
問題 3: イエネコの系統ではないものはどれか?
- ジャングルキャット
- スナネコ
- スペインオオヤマネコ
- クロアシネコ
解答: 3. スペインオオヤマネコ
解説: スペインオオヤマネコはイエネコの系統に属していません。イエネコの系統は、主に小型の野生猫から進化したとされています。
問題 4: 1984年連載開始、茶トラ猫ブームを巻き起こした、小林まことのコミックタイトルはどれか?
- ホワッツブルース
- ホワッツマイケル
- ホワッツマドンナ
- ホワッツプリンス
解答: 2. ホワッツマイケル
解説: 『ホワッツマイケル』は、茶トラ猫を主人公にしたコミックで、1980年代に一大ブームを巻き起こしました。
問題 5: ネコ科の動物がライオンやヒョウなどの大型ネコ、その後のイエネコ系などにつながる小型ネコに分岐したのは、およそ何万年前と考えられているか?
- 1000万年前
- 850万年前
- 670万年前
- 340万年前
解答: 3. 670万年前
解説: ネコ科の動物は、約670万年前に大型ネコと小型ネコに分岐し、それが現在のライオンやヒョウ、イエネコへと進化していきました。
『ホワッツマイケル』には笑ってしまいましたが、それでもやはり難しいですね。
中級・上級編(最新版)はこちらで学習できます。 ↓
ねこ検定に挑戦するメリット
ねこ検定に挑戦することで、猫に関する知識を体系的に学ぶことができます。また、合格することで得られる資格は、猫関連の活動に役立てることができ、愛猫家としての自信にもつながります。初級から上級まで幅広いレベルに対応しているため、初心者から専門家まで、誰でも挑戦できる点が魅力です。
【ねこ検定】公式サイトはこちら ↓
ちなみに、【ねこ検定】は年に一度しか受験出来ません。今年度は既に終わっています。
次回は来年の3月23日となります。
初級だったら今から勉強すれば合格出来そうですね!? なんなら中級も行けちゃうかも?・・・
実は初級と中級の併願が可能です。自信のある方は両方を受験してみてもいいかも・・・
まとめ
「ねこ検定」は、猫好きなら一度は挑戦してみたい資格です。過去問を解いてみることで、試験の内容や難易度を把握することができ、自分の知識を深める良い機会となります。猫についてもっと知りたい、知識を深めたいという方は、ぜひ挑戦してみてください!
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