ナショナルジオグラフィック日本版の記事「イヌやネコはなぜ死んだ飼い主を食べるのか」は、ペットが飼い主の死後にその遺体を食べるという現象を法医学の視点から分析しています。
イッヌが飼い主を食べる??
まず、イヌの事例が紹介され、1997年のドイツでジャーマン・シェパードが飼い主の顔や首を食べた事件が取り上げられています。この事例から、ペットが飼い主の遺体を食べるのは決して珍しいことではないとしています。さらに、イヌが飼い主を食べるケースの多くは、餌が不足しているわけではなく、空腹以外の理由で食べていることがわかっています。これは、飼い主が死亡していることを認識できないことや、パニックによって噛む行為に発展する可能性があると考えられています。
ヌコが飼い主を食べる??
一方、ネコに関しては、イヌとは異なる行動パターンが見られます。ネコが飼い主を食べるケースは非常に少なく、特定の条件下でしか発生しません。実際、2010年のある事例では、飼いイヌが亡くなった飼い主の顔を食べた一方で、同じ家にいた2匹のネコは飼い主の遺体に全く手を付けなかったことが報告されています。しかし、ネコが飼い主を食べる場合も存在し、その際は顔の柔らかい部分、特に鼻や唇に焦点を当てる傾向があります。これは、ネコが飼い主を起こそうとして顔を触ったり噛んだりする行動が発展した結果だと考えられています。
〈イッヌの気持ち〉〈ヌコの気持ち〉
法医学的な研究によれば、イヌは死んだ飼い主の体を食べることが比較的多く報告されています。これは、イヌがより場当たり的な捕食者であり、動物の死体に対して食欲を抱く傾向が強いためです。イヌは狼の子孫であり、食料が手に入らない状況では目の前の肉を食べようとする本能が働くことも影響しています。飼い主との深い絆があっても、イヌはこの本能に従って行動することがあるのです。
一方、ネコは飼い主を食べることが稀であり、その行動はパニックや興味、あるいは血の味に刺激されて起こることがあるとされています。この記事では、飼い主とペットとの絆や環境が影響を与えることも強調されています。
最後に、ペットが飼い主を食べるのを防ぐための唯一の方法は、ペットを飼わないこととされています・・・
って、当たり前じゃん!!(笑)
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