猫が一緒に寝る！その位置でわかる猫の気持ちとその理由

猫と一緒に寝るのは、飼い主にとって幸せなひとときです。実は猫が寝る位置にはそれぞれ意味があります。この記事では、猫が一緒に寝る理由や寝る位置からわかる猫の気持ちについて詳しく解説します。

猫が一緒に寝る理由

安心感と信頼 ：猫は非常に警戒心が強い動物であり、無防備になる寝るという行為をするためには、信頼できる相手でなければなりません。飼い主と一緒に寝ることは、飼い主に対する深い信頼の表れです。これは、猫が「ここなら安心して眠れる」と感じている証拠です。
甘えたい気持ち ：子猫の頃に母猫に寄り添って寝ていた習慣が、大人になっても残っている場合があります。飼い主を母猫のように感じ、一緒に寝ることで安心感を得ようとします。特に、飼い主にすり寄ったり、ゴロゴロと喉を鳴らしたりする行動は甘えのサインです。
暖かさを求める：猫は寒さが苦手です。飼い主の布団の中やそばで寝ることで暖を取り、快適に過ごそうとします。特に冬場は飼い主と一緒に寝ることが多くなります。飼い主の体温が猫にとってはまるでヒーターのような役割を果たします。
飼い主を守りたい ：猫は自分のテリトリーを守る意識が強いため、飼い主を自分の仲間として守りたいという気持ちが働くこともあります。寝ている飼い主のそばにいることで、「自分が守っている」という満足感を得ているのです。
体調の変化 ：普段は一緒に寝ない猫が急に飼い主のそばで寝るようになった場合、体調が悪い可能性があります。逆に、飼い主の体調を察して見守ってくれることもあります。

寝る位置でわかる猫の気持ち

顔の近く：猫が飼い主の顔の近くで寝る場合、最も高い信頼を示しています。鼻をくっつけるように寝ることは、猫同士での愛情表現に近い行動です。顔の周りは猫にとって安全で安心できる場所と感じています。
足元：足元で寝る猫は、適度な距離を保ちながらも飼い主と一緒にいたいという気持ちがあります。警戒心が強く、すぐに逃げられる位置を好む傾向があります。これは猫の自己防衛本能が働いているためです。
お腹の上：お腹の上で寝る猫は、飼い主を信頼している証拠です。また、体調が悪い時や不安を感じている時にもこの場所を選ぶことがあります。猫がお腹の上で寝ることで安心感を得ようとしているのです。
布団の中：布団の中で寝る猫は、暖かさを求めていると同時に、飼い主の匂いや温もりに包まれて安心感を得ています。特に甘えん坊な猫がこの場所を好みます。布団の中は狭くて暗いので、猫にとっては安全な隠れ家のような場所です。
布団の上 ：布団の上で寝る猫は、飼い主に触れられることを好む一方で、完全に密着するのを避ける性格の持ち主です。飼い主を見守る意識も強いです。布団の上で寝ることで飼い主の動きをすぐに察知できる利点もあります。
布団から離れた場所：布団から離れて寝る猫は、過去の経験や性格から警戒心が強く、自分のスペースを保ちたいという気持ちがあります。しかし、同じ部屋で寝ること自体が飼い主に対する一定の信頼を示しています。離れている場所でも猫が飼い主の視界内にいることは、見守りたいという気持ちの表れです。

猫と一緒に寝る際の注意点

寝返りに注意 ：子猫や高齢猫は特に体が弱いため、寝返りで押しつぶさないように注意が必要です。飼い主の寝相が悪いと、猫が怪我をするリスクが高まります。可能であれば、猫が寝ている位置を確認しながら寝返りを打つよう心がけましょう。
電源コードの管理：夜間に猫が電源コードをかじると感電の危険があります。コードは猫の届かない場所に置くようにしましょう。特に充電中のスマートフォンのコードは注意が必要です。
ワクチン接種とブラッシング：猫の健康を保つために定期的なワクチン接種とブラッシングを行い、清潔を保つことが大切です。特に抜け毛が多くなる季節には、ブラッシングを怠らないようにしましょう。
爪のケア 猫の爪を切っておくことで、引っ掻き傷や寝具の損傷を防ぐことができます。爪が伸びすぎていると、ふみふみの際に飼い主が痛い思いをすることもあります。
羽毛布団の使用を避ける 羽毛布団は猫が粗相をしやすいので、別の素材の布団を使用することをおすすめします。カサカサ音が猫砂の音に似ているため、猫がトイレと勘違いしてしまうことがあります。
おしっこのしつけ 猫が布団に粗相をしないように、トイレのしつけをしっかり行いましょう。トイレの砂の種類を変えることも効果的です。また、粗相が頻繁な場合は、泌尿器系の病気の可能性があるため、獣医に相談することが重要です。